Naomi Letter No208(2026年10月)

Ciao a tutti!
皆さまいかがお過ごしですか?

前回お伝えした通り、日本滞在が延びておりまして、今回も"実家便り"でお伝えします。
とは言うものの、日本に居ながら目にするイタリアやヨーロッパのニュースは不安材料ばかりですね。フランスでは学校制度に対する学生達の正当な抗議活動が完全に利用された感じでした。

イタリアでは長引く戦争により、エネルギーの供給不足、ガソリン他エネルギー価格の上昇、そして物価高。国民が政府に対して抗議するデモに暴徒化した組織が便乗した様です。

それにしても関係のないお店のウィンドウが破壊され、商品が盗まれたり住民を危険に巻き込むのは言語道断。今回警察に拘束されたのは271人、そのうち80%が未成年だったと言う事実に更に驚きました。声を上げる事、抗議活動は法で認められてはいますが、暴動・暴力は犯罪です。

メローニ首相が緊急で、デモにおいての暴動暴力に対する厳罰化や、壊したり盗んだりした者は当然その弁償を支払うべきで、未成年の場合はその親に弁償義務や罰金が課せられる等の声明を出しました。少しでも歯止めになる事を強く願います。

さて、日本滞在を延長する事になった私は、10月上旬2泊3日で次男がお世話になっている新潟のお米農家さんを訪ねました。有り難い事に、ホストファミリーからお誘いを頂いたのです。そして、私自身も初めての稲刈りを体験させていただきました。

丁度その時期には他にも外国人カップルが滞在中だったのですが、作業を任されている次男が英語で指揮を取っていたり、ホストファミリーの3人の子供との日本語でやりとりを聞いて、短期間での上達ぶりにびっくりしました。

手作業で稲を刈り束ねて干し、乾燥した稲を脱穀して更に選別、そういった一連の流れを体験できたのは本当に貴重です。皮肉にも家族(私の両親や妹家族)の反対を振り切って新潟まで出向いた次男のお陰でもあり、素晴らしいホストファミリーのお陰さまで感謝します。

ホストファミリーには次男が好きなだけ居てよいと言っていただいています。
ただ、実際問題収入は必要なので、今は住み込みの仕事を探しているところです。持病の潰瘍性大腸炎の治療を8週間毎に受ける必要があるので、診てもらえる病院から離れすぎない範囲で良い仕事が見つかる事を願います。

次男が仕事先をしっかり見つけられるまでは見届けるつもりで、私自身は何十年ぶりかの秋の日本を堪能しつつ、両親との時間を大切に過ごそうと思います。
アメリカ留学中の長男も、幸い環境に馴染み貴重な体験をしている様です。限られた留学期間、思う存分満喫して欲しいです。

夫からは毎日ミルタ報告があります。先日は、ビデオ通話の際に夫の横で丸くなって眠っているミルタに呼びかけてみたのですが、全く反応無し・・切ないです(涙)。 忘れられる前に戻らないと~。

いよいよ令和8年も残り2ヶ月。私にとって今年は変動の年で、年初めには想像もつかなかった今を過ごしています。残り2ヶ月とはいえ,まだまだ何があるかわかりません。1日1日を大切に、感謝して過ごしたいですね。

皆さまもどうぞお身体ご自愛の上、充実した日々をお過ごしくださいませ。
いつもお読み下さりありがとうございます。

Ciao alla prossima!

イタリアアッシジ在住ですが、日本帰国中の奈緒美でした。