Naomi Letter No169 (2023年6月)
Ciao a tutti!
暑中お見舞い申し上げます。
夏至も過ぎてしまいました。
皆様、いかがお過ごしですか?
毎年この時期には同じセリフを繰り返している気もするのですが・・・
2023年も折り返し地点・・早い!
イタリアは早くもほとんどの学生たちが夏休みに入っています。
一番長い幼稚園も6月いっぱいで終園。
高校5年を卒業しようとしている学生が、卒業試験である国家試験の中の口頭試験が7月に入ってからあるのと、大学生が今まさに試験期間であり例外な以外は、長い長い夏休みに突入済みなのです。
ただ、小さいな声で付け足すなら、我が家の次男のように進級を認めてもらえていない学生は、
追試があったり補習が あったりと、なんとか留年しないようにと一踏ん張りする時というのもあります(汗)。 我が家の次男は高校3年が終わり、本来なら9月から高校4年生になるはずという年代ですが、イタリアは中学生から留年があり得るのでなかなか厳しいのです。
まぁ、親の私が何かできるわけではないので本人に任せるのみ。
”留年するならすれば良いのよ、あなたの人生だし”っていうスタンスのため、夫とよく衝突します。(というより正確には母親の私がこんなだからいけない!と)
甘いのかもしれませんが、いくら周りからしっかりしろ、頑張れ、勉強しろなど口うるさく言われたところで本人がやらなきゃって気を起こさなければ、悪影響こそあれ改善はされないと思うのですね。とりあえず本人は補習を受けて赤点教科をクリアにして、9月から高校4年生になるつもりでいるようですので、真摯に補修に挑んでもらうのみです。
インフィオラータ 製作者たちはラストスパートで仕上げに
さて、6月というと、コロナ禍の中断期間は別として毎年聖体の祝日の日に行われるインフィオラータ。今年もスぺッロのインフィオラータを観に出かけてきました!
後から知ったのですが、私の住む地区でも今年はかなり力を入れて、素晴らしい作品ができていました。毎年参加しているママ友から、毎日朝5時半から一緒に作成側に参加しないかとお誘いをいただき、興味深さから一瞬やってみたい!とは思ったものの、やはりスぺッロを諦めることはできませんでした。
私たちはいつも7時前には現地入りをするのですが、今年はもうその時点で多くの見物客たちで溢れていました。前日の夜から夜通し制作してをしている参加者たちの制作完成期限は確かam8時だったと思うのです、中にはまだ最後のラストスパートに挑んでいるグループもあるのですが、遅くなればなるだけ人混みも増えてまず歩くのも困難、作品を見るのも困難となります。その為早めに行ってメインのセレモニーが始まる前には退散してくるのですね。今年も本当に素晴らしい作品ばかりでした。
このスペッロのインフィオラータと同じように、この聖体の祝日に行われるインフィオラータで有名な街というはイタリア各地に存在します。
でも、聖体の祝日ではないタイミング、でも同じようにこの6月にインフィオラータをおこなう街がウンブリア州内にあると知って、初めて訪れてみました。その街はほぼトスカーナ州との州境に近く、我が家からも車で1時間ほどかかるチッタ・デッラ・ピエヴェという街です。街の守護聖人聖ルイージ・ゴンザーガの日6月21日前後に町で開催されるお祭りの主要プログラムの一つらしいです。
街の一つの門から中心地に向かう道上に芝生を額縁とした、まるで砂絵のような細かい花の断片で描かれた作品たちが披露されていました。スペッロとは全く違った印象の花絵カーペットです。
街のカテドラルに元々存在したプレスコが原画のようでした。
インフィオラータ以外にもいろいろな屋台が出ていたりして、街中には観光客もたくさんいました。実はこの催しも58回目になるそうです。初めて知りました!
チッタ・デッラ・ピエヴェのインフィオラータ 右端はチッタ・デッラ・ピエヴェのペルジーノの生家
また私の参加するコーラスグループに関しては、6月には地元の中学校敷地内で2回、あるホテル内で1回、劇場で1回、地元の教会で1回と合計5回の発表の場を持った6月でした。教会内での歌唱は地元のテレビで生中継もされたのですが、披露後はその場にいらした方々からのスタンディングオヴェーションが! やっぱり歌えるっていいなぁと実感した月となりました。
それ以外にもいきなりの集中豪雨で隣町の橋近くの堤防が決壊して辺りが浸水したり、私自身も久々に体調を崩したりもして、5月以上に目まぐるしい6月でした。
では、2023年後半6ヶ月はどんな期間になるでしょう。
世の中はそれでなくても色々なことが起きています。自分は何が起きても大丈夫!そう思いながら出来るだけ平穏な心で過ごしていきたいと思います。
どうぞ皆様もお身体ご自愛されて、素敵な夏をお過ごしください!
Ciao alla prossima!
イタリアのアッシジから奈緒美でした!