Naomi Letter No195(2025年9月)

Ciao a tutti!

皆さまいかがお過ごしですか?

このお便りは9月のお便りのはずだったのですが、
既に10月に突入してしまいました。

我が家の金木犀

まだまだ夏日と思って過ごしていたら一気に気温が下がり、暑くて今年は金木犀が早めに咲いたと喜んでいたら、そのすぐ後に突風を伴う大雨が降ってあっという間に散ってしまいました(涙)。 早朝ウォーキングの出発時は、もはや懐中電灯必須です。

9月の初旬に、私は3泊4日でプチバカンスに行ってきました。
もう約30年ほど前、ペルージャの外国人大学在学中に出会ったお友達が、ナポリとアマルフィ旅行に来ると聞いたのです。

そこで、その日程に合わせてウォーキング仲間のナポリ人マリアとのナポリ旅行を遂に実現したのでした。勿論アルバも一緒です。

日程はかなりの強行軍で、1日目はナポリの宿に荷物を下ろすと港に向かい、水中翼船でカプリを目指しました。まだ学校が夏休み中だった事もあり、とにかくすごい観光客!
通常カプリは港からケーブルカーで高台の中心地まで移動するのですが、ケーブルカー待ちの行列を見て歩く事にしました。日々のウォーキングで鍛えているとはいえ、暑かったのもあり流石にハードでした。

2日目、やはり朝早く宿を出発して、お友達と合流するべくアマルフィを目指しました。アマルフィ海岸のあたりは、もう四半世紀前くらいに仕事で訪れた以来です。
予想以上の混雑ではありましたが、アマルフィ·ラヴェッロ、ポジターノを訪れ、渋滞にしっかりはまりつつポンペイ新市街の大聖堂を拝観してからナポリに戻りました。

3日目にはお友達も一緒にナポリの中心地を観光。朝一番に有名な『ヴェールのキリスト』という大理石彫刻を観賞するべく予約をとってあり、他にもドゥオーモや教会も拝観しつつ、スパッカナポリをお店を覗きながらぶらぶらしたり、ウンベルト一世のガレリア、王宮、プレビシート広場からサンタルチア港·卵城までとこの日も本当によく歩きました。

翌日ミラノに向かうことになっていたお友達とはこの日でお別れし、私たちは最終日に高台にあるサンテルモ城を訪れてからナポリを後にしたのでした。

盛沢山の日程ではあったものの見たいところ全ては回りきるには時間が足りず、また私としては美味しい魚料理を食べたかったなぁというのが心残り。是非プチバカンス第二弾を計画したいものです。

さて、先月ちらっとお話ししましたが、次男働いております。まずは6ヶ月契約なのですが、スーパーの野菜·果物売り場での棚の管理です。オープン前の朝6時からという時間帯で、それまで夜型で放っておけばお昼過ぎまで寝ているような生活から、朝5時おきの生活リズムに慣れるまで大変でした。それでもなんだかんだ言って、約1ヶ月経ちますからこれは我が家にとっても快挙です!

そして、長男にも進展が!
10月10日に晴れて大学の学士課程を卒業します。イタリアの大学は一般的に3年の学士課程の後に2年の修士課程です。

卒業が日本のように一斉ではなく、1年に何回かのタイミングがあります。期限内に全ての試験をこなしていた長男は、残すところ論文提出のみだったのもあり、9月下旬に始まった修士課程の講義にも既に出席し始めています。

その段階で卒業セレモニーは10月といわれではいたものの、なかなか日にちが通達されず、日にちが知らされても午前の部なのか午後の部なのかを知らされたのが10日前を切ってから。当日朝に出て行ったのでは間に合いません。

こう言う場合、やはり遠い大学に通っていると大変だとつくづく思い知らされます。卒業セレモニーの様子は、次回ご報告しますね。

あちこちのスーパーで既にクリスマス用品の売り場セッティングがされ始めました。2025年ももうあと3ヶ月弱ですね。これからだんだんと寒くなります。皆様どうぞお身体ご自愛くださいませ。

それでは今回はこの辺で。

Ciao alla prossima!

イタリアのアッシジから奈緒美でした。