Naomi Letter No.187(2025年1月)

Ciao, buon anno a tutti!

皆さま、いかがお過ごしですか?
遅ればせながら, 明けましておめでとうございます。
2025年も引き続き、よろしくお願いいたします。

思えばパソコンが一般家庭にも普及し始めて、
海外にいてもメールという便利な手段で簡単に日本との交信ができる様に
なったのはまだここ30年くらいの話です。
調べてみたら『1996年に世界初の無料Eメールサービスが登場し、
Eメールの爆発的な普及が始まった』とありました。

私自身は、1999年の2月末に背骨と腰骨骨折という大怪我を負い、
入院生活後に日本に帰ってリハビリ生活を送っていましたが、2000年の1月末、
再びイタリアに戻る時に初めてノートパソコンを日本から購入して持ってきたと
記憶しています。

そして、ご縁でお知り合いになった恵美子さんと、Eメールでご連絡を取る様に
なったのがキッカケで、恵美子さんのホームページ上にイタリア便りとして
紹介していただく様になりました。
なかなか月一回の投稿が送れず長いブランクができてしまっても、
寛大な恵美子さんのお陰で、2025年最初のイタリア便りはなんと187号目です!

最初の頃のイタリア便りは残念ながら紛失していますが、当時一体何を書いて
いたのでしょうね。ここまで続けさせていただいている事を恵美子さんと、
読んで下さっている読者の皆さまに心から感謝申し上げます。

2月の頭で私もイタリア在住32年です。3ヶ月の語学留学だったはずが、
人生何が起きるかわかりません。
これからも恵美子さんに掲載していただける限り、イタリア便りをお送り
していきますので、恵美子さんの素敵な作品や森のアトリエの様子と一緒
に覗いていただけると嬉しいです。

さて、毎年お伝えしているプレゼピオ・ヴィヴェンテ
(生のキリスト誕生再現シーン)の様子を今年もお写真でお伝えしますね。
クリスマスシーズン内の日曜祝日の夜のみ開催されるのですが、
昨年末12月30日の日曜日に行ってきました。
寒空の中列を作って待つのは辛いのですが、毎年少しずつ演出やシーンが
違っているし、このタイムスリップ体験はする価値ありです。

初めてこのイタリア便りを目にされた方や、プレゼピオ・ヴィヴェンテ
という言葉を初めて聞いた方の為に簡単に説明すると、1224年に
アッシジ出身の聖フランチェスコ(フランシスコ)がキリスト教の布教の為に
わかりやすくキリスト誕生シーンを再現させたのが始まりです。

今では教会内外、各地区などで人形や彫刻、絵画などで表されるものは
多くありますが、聖フランチェスコの出身地であるアッシジ近郊では、
住民が参加してこのキリスト誕生シーンを再現するのが伝統となっているのです。

各地区の中心地は中世のままの城壁や街並みが残っている場所が多いので、
松明の炎や蝋燭の灯りであっという間にタイムスリップする感じを味わえます。
そしてまた、参加する住民たちの力の入った演技にも毎年あっぱれ。

聖母マリア、誕生したばかりのキリストを、実際に出産したばかりの母子が
担当するというのも驚かされます。
だってそんな小さな赤ちゃんが、寒い中キリスト役を演じる(?)なんて、
日本ではありえませんよね。

もうすぐ節分、そして立春。とはいえまだまだ本格的な寒さはこれから。
皆さまくれぐれもお身体ご自愛くださいませ。

それでは Alla prossima!
イタリアのアッシジから奈緒美でした。