Naomi Letter No.181 (2024年7月)
Ciao a tutti!
暑中お見舞い(そろそろ残暑お見舞いの時期ですが)申し上げます。
皆様いかがお過ごしですか?
こちらも・・というのは私の暮らす中部イタリアの話ですが、日々酷暑が続きます。
今このイタリア便りを書いている間も外では蝉さん大合唱中です。
夏至は過ぎて日に日に日は短くなっているとは言うものの、21時頃まで蝉たち力一杯鳴いています。
こちらの蝉はミーンミンではなくジージー鳴く蝉なので、ものすごく頑張り具合が伝わってくる感じです。
おそらく騒々しく感じる人も多いのでしょうけれど、ひまわり畑やトウモロコシ畑、藁ロールの転がる
風景と共に、これぞ夏!と言う季節感があって私は好きです。
同じイタリアという一国内だと言うのに、北部では豪雨が続いて災害となっている一方で、
シチリアなどでは干ばつが問題という状況で、地域によって正反対の現状です。
地球が悲鳴を上げ続けている感じがします。
さて、7月ももう月末となってしまったのですが、今月は大きなイヴェントがありました。
というのも、このHPの管理主恵美子さんがイタリア旅行にいらして、私も数日だけ
ジョイントさせていただいたのです。
恵美子さんはお友達との二人旅で、今回はスイスからイタリアに南下される日程でした。
日程終盤で宿泊を予定されていたアドリア海沿いのリミニという街は、我が家からも200km弱という距離です。
恵美子さん達はイタリア国内にある2つの別国のうちの1つ、サンマリーノ共和国に行きたいという
事で、公共の交通機関でアクセス可能なリミニ泊を決められたのだそうです。
鉄道のない地域でも、長距離バスや路線バスを乗り継いで目的地を目指す事は、旅慣れた恵美子さん
には問題ない事ではあるのですが、車で動けた方が自由で楽という事もあり、運転手を兼ねて
私自身もプチ夏休みを過ごさせていただく機会となりました。
4月に私がイタリア人7人グループを率いて日本旅行をした際に、
1日目の東京観光に合わせて八ヶ岳から出てきてくださった恵美子さん!
今度はそのお返しにと、その日本ツアー隊長だったアルバとサブリナが、アッシジとリミニの間に
あり美しい中世の街であのラファエロの生家のあるウルビーノまで会いに来てくれて、
一緒にウルビーノ観光を楽しみました。
イタリア人のその、芯からフレンドリーでフットワークが軽いところ、感心するし尊敬します。
是非見習いところです!
リミニ駅でお会いして、翌日がそのウルビーノと帰りがけにサンレオという街の観光をし、
次の日がサンマリーノ共和国観光、その翌日にはお二方はミラノに向けて出発・・という
あっという間の3泊でしたが、お陰様で楽しいプチ夏休みでした。
そうそう、天気予報ではずっと晴れマークだったので傘も必要なし!なんて思っていたら、
ウルビーノに向かう途中でまさかの小雨が!お陰で少し過ごしやすかったといえばそうなのですが、
相変わらずの雨女ぶりに思わず笑ってしまったのでした。
サンマリノ共和国 リミニの海岸 ウルビーノの街
そしていくらアクセスの為に選んだ宿泊地とはいえ、リミニの街を観光出来なかったのは本当に残念。
私自身はリミニの駅でお二人を見送った後でしっかり散策しましたが、
恵美子さん方にも是非また訪れていただきたいです。
では、今回はこの辺で。
どうぞ皆さま、夏バテしたり夏風邪引いたりする事がありません様に、体調管理しっかりなさってくださいね。
Ciao alla prossima!
イタリアのアッシジから奈緒美でした!