Naomi Letter No164 (2023年1月)
Ciao e buon anno a tutti!
2023年最初のイタリア便りです。
遅ればせながら、あけましておめでとうございます!
本年も引き続きよろしくお願い致します。
あっという間に一月も末ですね。
皆様いかがお過ごしですか?
私の住む地域は今まで予想外の暖冬で、クリスマスも年末年始も標高1290mのスパシオ山頂にすら
雪が見られなかった程でした。 それが突如気温が下がり1月23日には大雪となりました! 雪慣れしていない地域で雪が降ると、あちこちで車が立ち往生したりして大変です。
朝方は雨だったので次男を高校に送ったものの、その後雪が舞い始めてあれよあれよと辺り一面真っ白になった時には、これはどうやって迎えに行ったら良いのか?と焦りました。
天候悪化を懸念して翌24日のこの地方全ての学校は休校という発表が23日の夜に出されたのですが、確かに翌朝の我が家のご近所の道路は凍りついていたので適切な対応だったと思います。
近所では小さな子供たちが作った雪だるまがあちこちに見られました! 子供たちは嬉しいですよね。私も雪景色を家の中から眺めているだけなら美しいし大好きなのですが。 ところでこちらの雪だるま、丸い玉二段ではなくて三段あります。しかも比較的スリムなのが特徴なんですよ(笑)!
さて、私個人的には2023年になりうれしいことがありました! なんと、コーラスグループの活動再開が決まったのです! イタリアが厳しいロックダウンになる少し前に活動休止となってから、早くも3年近く経ちました。この地区の小学校で20年以上音楽専門教員として勤務していたルイージ先生は、歌の授業を実践出来なくなってから隣町の小学校に移り、子供たちのサポート教員という職務になっていました。 その為今までコーラスでも利用していた音楽室の利用も難しいかもしれないと、活動再開は場所の確保からして難しく見込みなしと誰もが諦めいていました。
年明けにルイージ先生から『話があるのでまずは集まってほしい』という招集があり、かってのベースに集まった懐かしい顔ぶれのなかまたちは、かってのようにハグしながら再会を喜び合いました。
先生から正式に、『またこの音楽室を利用できることになったので毎週一回のコーラス活動を始めよう』と通達があり当然私たちみんなが歓喜に包まれました。そして、早速発声練習をしてアッシジの市歌を合唱したのでした。かって学んだ曲のほとんどを忘れてしまっている状況ですが、声を出すことで少しずつ感覚が戻ってきて、みんなリラックスした笑顔でルイージ先生の指揮に視線が集中! この3年のブランクは大きいですが、すぐに取り戻せそうな気がしています。
まだまだイタリア国内でも感染者が多い話とか、中国での死者激増のニュースは入ってきてはいますが、適度に恐れた上で自己免疫を高めることを心がけて前進することが大切なのではかいかと思う今日この頃です。 なぜなら、私たちにとって最も免疫力を高めることの一つに、生のコミュニケーションもあると思うからです。確かにインターネットのようなテクノロジーのおかげでこのコロナ禍でも私たちは世の中から遮断されることもなく、周囲や遠方の人とつながって来れました。でも、だからと言ってこれからの時代にネットさえあれば良いとか、仮想空間でのコミュニケーションで十分だという考えになるのは違うし危険とすら思います。
一人一人が持って生まれた魂と魂のつながりみたいなものこそ、また外の空気を吸って自然を感じてという生身の人間だからこそできること、大地の恵みや自然の恵みをありがたく食としていただくこと、それこそが本来私たちの持つ免疫力やウイルスとの共存力を維持していくことなのではないかと思った次第です。
あ、あとは沢山笑って楽しく過ごすことですね。もちろん私は医者でも専門家でもないので、あくまでもこんなふうに生きて行けたら良いなとか、心掛けたいなという私の考えですが。
今日生きていられることに感謝します。
皆様とのご縁に感謝します。
まだまだ寒い季節ですので何卒ご自愛なさってくださいませ。
ではまた次回までお元気で!
Ciao ala prossima!
イタリア・アッシジから奈緒美でした!