Naomi Letter No163 (2022年12月)
Ciao a tutti!
皆様いかがお過ごしですか?
早いもので2022年も残り数日となりました。
私の住むアッシジは、厳冬という予想から外れて未だ標高1290Mのスパシオ山頂にも雪が見られない状況です。一方先日大学もクリスマス休暇に入り帰宅した長男の暮らすトリノでは、雪が降ったり気温もマイナスになる日があったりと寒さが厳しいようです。
お向かいさんが帰省している南イタリアのカラブリアでは、20度を超える日もあるらしくイタリア国内でも地域によってさまざまです。ともかくいずれにしてもおかしな気候ですね。
ちょうどいいそんな寒いトリノに、学校のイヴェント参加の為に三泊旅行に出かけた次男。自由時間が少なく、しかも長男の住んでいる地区からは全く違う方面と言う事ではありましたが、何とかトリノで兄弟再会が果たせました。親の元から500km以上も離れたところで息子二人が会っているなんて、思っただけでも何だか感慨深かったです。
次男がトリノに出発した翌日には、久々の国外旅行のドライバーとして、夫がスイス・フランス・ドイツへと出発しました。滞在したドイツではマイナス10度を記録したそうです。未だにコロナの感染は多いし、加えてインフルエンザも流行り出したと言われているので、元通りとは言えませんが、それでもこの状況まで来れたのはありがたいことだと思わずにはいられません。
イタリアでは、今年のクリスマスは”何人以内のみ”とか、”簡易キットで陰性が認められた場合のみ”等という規制は取り払われました。 日本のしんみり年越しとは真逆で爆竹・花火・カウントダウンにシャンパンという賑やかの年越しが伝統のイタリアで、今年はアッシジ旧市街の中心広場でも年越しコンサートが企画されています。またイタリアのテレビ主要チャンネルRAIで放送される年越しイヴェントが、今年はこのウンブリア州の州都であり、アッシジの属するペルージャ県の県都でもあるペルージャの中心広場で行われることになりました。相当な人手と賑わいが予想される状況です。活性化するのは大変良いのですが、比較的狭い場所に人々が殺到するのではないかと思うので、何卒無事にイヴェントが行われてほしいと願う気持ちの方が強いです。さすがにこの年になるとそのような人混みの中に出て行きたい気持ちはないのですが(テレビで見ます)爆竹の音など爆音で愛猫ミルタをはじめペットたちが怯えるのを懸念し始めているところです。
12月久々の虹 アッシジ サンタキアラ教会の クリスマスイブの朝の空
クリスマスイルミネーション
皆様にとって2022年はどんな年でしたか?
我が家では長男が大学に通うために家を離れたこともあり、変化の年でした。
次男においては2回のコロナ感染を含めて高熱を何度も出したり、怪我で救急病院に通ったりの多い年でもありました。それでもこうやって無事に年末を迎えられることをありがたく思います。
サンフランチェスコ教会のプロ ペルージャのクリスマ サンフランチェスコ教会前の
ジェクションマッピン スイルミネーション クリスマスツリー
このイタリア便りをずっと掲載してくださっている恵美子さん、読んでくださる皆様、今年も大変お世話になりありがとうございました。
皆様にとって、一年を締めくくるにふさわしい年末でありますように。
変動の世の中ではありますが、心穏やかに新年を迎えられます様、心よりお祈り申し上げます。
イタリアアッシジより奈緒美でした。